青年団若手自主企画 vol.42
『昏睡』
作:永山智行(こふく劇場) 演出:神里雄大(岡崎藝術座)
2009年8月17日(月) - 26日(水) 9ステージ
会場:アトリエ春風舎
世界が終わる。2人の俳優で描く7つの詩編。
旧約聖書の「創世記」を片手に、この耳の、奥の、奥の、もっと遠いところから鳴り響いてくる音に耳をすましながら、書きました。2004年の夏のことです。このだだっぴろい世界の中で、ただ、男と女が眠る、結局、それだけのことのような気がしています。誰が書いたのか、誰が書かせたのか、いまだによくわかりません。そんな作品です。
永山智行
山本さんと佐藤さんがいるとして、山本さんが山田さんという名前になったら佐藤さんは何が変わるんだろうと思っていて、そんなときこの戯曲に出会った。山本さんが山田さんでもまさかのレオナルドさんでも佐藤さんはきっと、山本山田レオナルドさんもきっと、変わらずにそこにいることができるんじゃないか、みたいな平和的な、希望を演出する。
神里雄大
アルパインスタイルって知ってますか?大組織による遠征ではなく、「ヒマラヤの巨峰に、私たちのやりかたで、私たちの力で登ろう」という登山のスタイルです。最小人数による最大世界。世界中に自力で行ける作品を育てる。この青年団若手自主企画は、若手でもなんでもない私たちによる、演劇の夢のための、小さな第一歩です。
山内健司 兵藤公美
永山智行
劇作家・演出家/こふく劇場主宰。1967年生まれ。1990年、現在の劇団こふく劇場を宮崎県都城市で結成、1999年より三股町と門川町を拠点に活動。演劇ワークショップ、町民参加作品の創作などの教育・普及活動、演劇祭への参加などを通じた他地域との交流活動も積極的に行っている。『so bad year』で第2回AAF戯曲賞受賞。2006年より宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターに就任し、宮崎・九州から世界へ発信する活動を展開している。
神里雄大
画:神里雄大
演出家・作家/岡崎藝術座主宰。1982年ペルー共和国リマ市生まれ。『しっぽをつかまれた欲望』(作:パブロ・ピカソ)で第7回利賀演出家コンクール最優秀演出家賞受賞。硬質な身体とゆるい身体の状態をつなぎ混在させる独特の演出が特長。今春こまばアゴラ劇場で開催された「キレなかった14才♥りたーんず」では『グァラニー ~時間がいっぱい』を上演。他の代表作に『三月の5日間』(作:岡田利規)、『リズム三兄妹』などがある。
出演 |
山内健司 兵藤公美 |
スタッフ |
照明:伊藤泰行 宣伝美術:京 画:神里雄大 制作:野村政之 企画:山内健司 兵藤公美 |
日時 |
2009年8月17日(月) - 26日(水) 9ステージ
8月17日 |
月 |
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19:30★ |
18日 |
火 |
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19:30★ |
19日 |
水 |
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19:30★ |
20日 |
木 |
休演日 |
21日 |
金 |
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19:30★ |
22日 |
土 |
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19:00 |
23日 |
日 |
14:00 |
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24日 |
月 |
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19:30★ |
25日 |
火 |
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19:30 |
26日 |
水 |
15:00 |
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受付開始=開演の30分前、開場=開演の20分前。 ★= ポストパフォーマンストーク
8/17(月) 演出家と俳優の関係 ゲスト=志賀廣太郎(青年団/俳優)
8/18(火) 劇作と演出をめぐって ゲスト=松井 周(サンプル・青年団/劇作家・演出家・俳優)
8/19(水) 『昏睡』について ゲスト=永山智行(こふく劇場/劇作家・演出家/『昏睡』作者)
8/21(金) 神里雄大とゆかいな仲間たちのフリートーク
8/24(月) 俳優の仕事 ゲスト=今井朋彦(文学座/俳優)
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会場 |
東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原」駅 下車4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 [google map]
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)
※公演期間以外のお問い合わせはこまばアゴラ劇場(03-3467-2743)まで。
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。
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料金 |
予約=2,000円 当日=2,300円
*日時指定・全席自由席・整理番号付
*未就学児入場不可
*本公演は芸術地域通貨ARTS(アーツ)をご利用いただけます。
(ARTSとは、桜美林大学内の演劇施設で施行されている地域通貨です。1ARTS=1円で使用できます。) |
チケット 発売日 |
2009年6月20日(土) |
チケット 取り扱い |
青年団 03-3469-9107 (12:00 - 20:00)
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お問い合わせ |
青年団 03-3469-9107(12:00 - 20:00) |
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企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
芸術監督:平田オリザ
助成:平成21年度文化庁芸術拠点形成事業 |