四年間に渡る、ある一家の大晦日。
炬燵に灯る、静かな葛藤とほのかな奇跡・・。
繰り返される夜のしじまを、
そっと紡ぐ物語。

『地域交流、新たな展開に向けて』

もっとチラシを見る・・。 　青年団は、東京の小劇場劇団としては珍しく、これまで、日本各地で積極的に公演活動を行ってきました。また、演劇の上演のみならず、演劇ワークショップ活動なども、きめ細かく展開してきました。広島の皆様とは、98年に『ソウル市民』を広島現代美術館で上演したほか、昨年は私自身が全国演劇教育研究集会広島大会にお呼びいただき、講演会とワークショップを行うなど、緊密なおつきあいをさせていただいてきております。 　さて、青年団では、ここ数年、所属する若手演出家たちが、自主的に企画を立ち上げ公演を行ってきました。またその公演自体を、各地で巡演する動きも活発になってきています。私たちは、これらの活動を通じて、東京の若手演出家と各地の若手演劇人が、より対等で密接な関係を築き、情報を共有できるようなネットワークができていけばと考えています。今回の青☆組の公演も、そのような位置づけとして、一年の歳月をかけて準備を進めてきたものです。ぜひ、温かい目で、舞台を覗いていただければと願っています。

総合プロデューサー／平田オリザ