旅行記をつくります。

遠くに。となり町でもいい。海外もいい。飛行機にのろう。 とにかくここじゃない、旅に行く。な
んて。 逃避をしても。いつも現実の持つきな臭さから逃れられなくて。
嫌気がさすことがよくあります。

今を覚えてられるように、と本に挟んだ南国の花はいまはもう朽ちていて。
かつてのかけがえのない人もいまでは見るに堪えなくて。
この孤独を埋めてくれる人はいない。埋めるのはいつも言葉と出来事だけ。
なんだな。と。
でも。私は愛しくて。いまをやめることができない。な。と。

こんな手触り。っす。
喪失を描く旅行記。です。