こまばアゴラ演劇学校・無隣館 第二期開校のお知らせ

更新日:2014年10月13日

劇団青年団は2010年度をもって新人募集を停止いたしました。しかしながら、演出部は継続して募集を行っており、なにより、こまばアゴラ劇場が若い演劇人の巣立っていく場であることには変わりありません。
そこで、2013年度より、こまばアゴラ劇場と青年団は、新たに若い演劇人の育成機関を設けることとしました。
講師陣には、青年団主宰の平田オリザをはじめ、青年団演出部、関連団体の演出家、劇作家、俳優を迎え、俳優のみならず、劇作、演出、制作、舞台技術を多角的に学ぶ場とします。
また、今回募集の二期生には、遊園地再生事業団の宮沢章夫さんにもご協力をいただき、ワークショップの機会を設けていただきます。

私たちは、この私塾が、若い俳優やスタッフと演出家、劇作家の出会いの場になればとも期待しています。

 

先端的な演劇人、芸術家にとって最も重要な要素は、その才能故の孤立と孤独に耐えることだと私は考えています。アウェーで闘える真に自立した演劇人を育てるために、この私塾を「無隣館」と名付けました。多くの若い演劇人の参加を期待します。

平田オリザ

 

■対象

俳優だけではなく、演出部、制作、ドラマターグ、舞台美術、照明、音響などの技術スタッフを含む。
俳優以外の試験は、書類審査と作文提出、面接になります。

 

■受験資格(必ず守って下さい)

青年団の舞台を、生で観ていること
平田オリザの著作を、最低一冊読んでいること

 

■試験

2015年2月実施予定
詳細、申し込み方法は、こまばアゴラ劇場と青年団のweb・チラシで告知いたします。

 

■年間プログラム

2015年  
4~7月  週に二、三回のワークショップ、およびアートマネジメントや舞台技術に関する講座。
 集団創作プログラムによる演劇創作と発表
 ※7月末の時点で、再度の選抜があります
8月頃  夏合宿
9~12月  各演出家の集中型のワークショップ(小さな作品を作ったりする)
2016年  
2~3月  修了公演に向けての稽古
4月  一年次修了公演 『カガクするココロ』『北限の猿』をこまばアゴラ劇場にて上演予定

 

一年次終了後、希望者は二年目の専攻課程に進みます。二年次は、受講生同士の自主制作などを主に行います。

※授業などは、基本的に平日の19~22時、および土日が対象
※学費、チケットノルマなど費用負担はなし
※期間中も客演などは自由(許可制)
※他劇団、プロダクションに所属していても可
(当該団体の許可をえており、この一年間は、できるかぎり演劇学校のスケジュールを優先すること)