青年団若手自主企画 vol.31

冬のサミット2006参加

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー特集
上映/リーディングパフォーマンス/トーク

『ブレーメンの自由』演出:武藤真弓(青年団演出部)

2007年1月30日(火)- 2月1日(木)

会場:こまばアゴラ劇場

『マリア・ブラウンの結婚』

78年/120分/DVD【映画】
79年ベルリン国際映画祭銀熊賞(クルー)、女優賞(ハンナ・シグラ)

『マリア・ブラウンの結婚』写真

©RWFF

ファスビンダーの代表作。『ブレーメンの自由』と同様、「結婚」が主要なテーマのひとつとなっている。ハンナ・シグラが演じる、逞しくしたたかなヒロインの姿がとにかく圧倒的。

(DVD発売元:紀伊國屋書店)

『13回の新月のある年に』

8年/119分/DVD【映画】

『13回の新月のある年に』写真

©KINOWELT

性転換をして女性となったエルヴィラが、愛を失い、自らの命を絶つまでの最後の日々を描く。ファスビンダーの元恋人の自殺が製作の契機になったとされている。監督、脚本、撮影、編集をファスビンダー自身がつとめた作品。

※精肉工場での屠殺作業を描写したシーンがあります。

(DVD発売元:IMAGICA)

『ブレーメンの自由』

【演劇】 *リーディングパフォーマンス
演出 :武藤真弓(青年団演出部)

19世紀のブレーメンに実在した女性連続毒殺者をモデルに、結婚制度と女性の自立への問いを独特のミニマルな様式性で、メロドラマとして描き出す。ユーモアのなかにも、ヒロインに対するファスビンダーの愛情と共感が感じられる。


*リーディングパフォーマンスとは。
照明、音響というシンプルな装置のみを用い、俳優の存在感を最大限に活かすことで、ファスビンダーの独特な世界観を表出させます。リーディング(朗読)でありながら、観客の視覚を刺激し、想像力を「解放」することを目的としています。

出演

村田牧子 佐藤誠 天明留理子 永井秀樹 山本雅幸 山口ゆかり
大塚洋 志賀廣太郎 立蔵葉子 今井朋彦(文学座)

スタッフ

照明:伊藤泰行

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー特集チラシ

©RWFF

「演劇」を軸にファスビンダーを発見/再発見する

ニュー・ジャーマン・シネマの映画監督として知られ、脚本家や俳優としても活躍したライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。
彼は37年という短い生涯で、40本以上の映画、18本もの戯曲を残すという、まさに驚異的なスピードで創作活動を続けた。嵐のようにヨーロッパを席巻したこの過激な作家を、「演劇」という切り口からあらためて発見しようという企画。
作品の上映、リーディングパフォーマンス公演、ゲストを迎えてのトークを通して、ファスビンダーの作劇法、演出、そして、「フィクションにおける『真実』」について思いを巡らす。

スタッフ

宣伝美術:ドラゴン・ヤー
総合プロデューサー:平田オリザ

日時

2007年1月30日(火)- 2月1日(木)

 

1月30日(火)

16:00 DVD上映 『マリア・ブラウンの結婚』
19:30 リーディング公演 『ブレーメンの自由』
20:45 トーク 「(演劇人のための)ファスビンダー入門」
★ゲスト 渋谷哲也(ドイツ映画研究、東京国際大学、『ブレーメンの自由』訳者)

1月31日(水)

20:00 リーディング公演 『ブレーメンの自由』

2月1日(木)

16:00 DVD上映 『13回の新月のある年に』
19:30 リーディング公演 『ブレーメンの自由』
20:45 トーク 「ファスビンダー作品の魅惑」
★ゲスト 中原昌也 × 岡田利規(サミットディレクター、チェルフィッチュ主宰)

受付開始は開映・開演の1時間前、開場は開映・開演の20分前。

会場

こまばアゴラ劇場

京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
東京都目黒区駒場1-11-13 [google map]
tel:03-3467-2743

料金

【各上映・上演】
予約・当日共1,500円(日時指定・全席自由・整理番号付)

【トーク】
500円
※トーク当日の上映または上演の半券をお持ちの方は無料。
※当日券のみのお取り扱いになります。

*本公演は芸術地域通貨ARTS(アーツ)でもご観劇いただけます。
 (1ARTS=1円。ARTSとは、桜美林大学演劇施設内で施行されている地域通貨です。)
チケット
発売日

2007年11月1日(水)

チケット
取り扱い

青年団

 03-3469-9107 (12:00 - 20:00)
お問い合わせ

青年団

 03-3469-9107(12:00 - 20:00)
  企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
後援:ドイツ連邦共和国大使館
協力:Rainer Werner Fassbinder Foundation、KINOWELT、東京ドイツ文化センター