劇作家・髙山さなえの尼崎市第7回「近松賞」受賞戯曲を、現代口語演劇の旗手である平田オリザが演出する!
山深い田舎の集落。馬留徳三郎と妻のミネは二人でここに住んでいた。
近所の認知症の年寄りや、介護施設から逃げて来る老人達が馬留家に集まり、仲良く助け合いながら生活していた。
ある夏の日、徳三郎の息子、雅文から久しぶりに電話がかかって来た。
仕事でトラブルがあり、部下が間もなく馬留家に訪れると言うーー。
とある小さな集落の、何気ない日常が、人間の心をあぶり出す。
尼崎市第 7 回「近松賞」受賞作品『馬留徳三郎の一日』尼崎公演につきまして、
主催の尼崎市/公益財団法人尼崎市文化振興財団と協議し、「新型コロナウイルス感染症」拡大防止のため、公演を延期させていただくことになりました。
延期詳細および入場券の払い戻しにつきましては、お手数をお掛けいたしますが、以下をご参照いただき、各プレイガイドよりお手続きくださいますようお願い申し上げます。
http://www.seinendan.org/2020/03/7107
作:髙山さなえ
1977年長野県生まれ。
信州大学人文学部非言語コミュニケーションコース(現・芸術コミュニケーションコース)卒業。2001年青年団・演出部入団。以降、若手自主企画にて劇作家・演出家として活動。2003年青年団リンク髙山植物園旗揚げ。作・演出を担当。2010年母校である信州大学人文学部芸術コミュニケーションコースにて非常勤講師を務める。2018年に第7回近松門左衛門賞を受賞。
演出:平田オリザ
1962年東京都生まれ。
劇作家、演出家。こまばアゴラ劇場芸術総監督、劇団「青年団」主宰。城崎国際アートセンター芸術監督、大阪大学COデザインセンター特任教授、東京藝術大学 COI 研究推進機構特任教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐。2021年4月開学予定の兵庫県立の国際観光芸術専門職大学(仮称・開学設置構想中)学長候補。 1982年に劇団「青年団」結成。「現代口語演劇理論」を提唱し、1990年代以降の演劇に大きな影響を与える。近年はフランスを中心に各国との国際共同製作作品を多数上演している。