「銀河ステーション―。」
星祭りの夜、1人寂しく夜空を見上げるジョバンニの耳に突如響く車掌の声。
親友カンパネルラとともに“本当の幸せ”を求めて様々な星座を旅し、2人の行き着く先は―。
この『銀河鉄道の夜』は、11年前、東日本大震災の年にフランスの子供たちのために仏語版が創られ、その後日本語版を制作、小説『幕が上がる』の背景ともなった作品です。これまで国内外で、たくさんの旅をしてきました。
大人も子供も楽しめる作品ですので、ぜひ、たくさんのお客様に出会えればと願っています。
−子供たちへ−
皆さんは、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』を読んだことがありますか?
ジョバンニとカンパネルラという二人の少年が、銀河鉄道に乗って、宇宙を旅するお話です。
このお芝居は、『銀河鉄道の夜』を読んだことのある人もない人も楽しめるものになっています。
親子でも兄弟でも、みんなで楽しんで、それから、観た感想を話してみてください。
平田オリザ