青年団は大声も出さずにテーマをぼくに提出してくれた。気分よし。
◎いしかわじゅん(漫画家)「シティロード」’91年8月号より抜粋
ものすごく緻密な演出によって、とてつもなく間抜けな空間を作り上げてしまう
平田オリザはもはや名匠の域に達している。
◎うにたもみいち(演劇評論家)「シティロード」’91年8月号より抜粋
もっと早く観ればよかった!役者たちの自然な存在感。芝居が終わったとき(もっと観せて!)と心で叫んだ。
◎林あまり(歌人)「シティロード」’91年8月号より抜粋
徹底した細部の積み重ねが、驚くほどの時代考証に支えられて臨場感が充満する。
「日韓併合」を実現させてしまった「悪意のない人間の罪」の主題の展開は確実に観客に受け渡された。
◎江森盛夫(演劇評論家)「噂の真相」’91年9月号より抜粋
=青年団『ソウル市民』の衝撃=
いまになってわかったのは、これほど「合理的」であるためには、「非合理」な何かがあるとしか考えられないということだ。
『ソウル市民』をはじめとする平田オリザの作品を見て、人は、リアリティということを迂闊にも口にするが、私は最初からそうは感じなかった。つまりそれこそ「合理性をつきつめるための非合理の存在」なのだといまなら理解するが、わからなかった私は、なにか得体の知れないものがあると感じつつも、はじめて見た『ソウル市民』を、「方法」として理解したし、それは、八〇年代に対しての鮮やかな解答だと思った。八〇年代の単純化されたあらゆる表現は、ちっぽけな状況の変化に脆弱さを露呈したが、そのことで方向が見えないまま、私もまたうろうろしていたにちがいない。そのとき見たのが、『ソウル市民』だった。
言葉を変えれば、「鮮やかさ」である。繰り返すようだが、『ソウル市民』は 鮮やかだった。あれほど、鮮やかであるためには、「鮮やかでないなにか」が、 平田オリザのどこかにあるとしか考えられない。じつはそれが魅力なのである。
◎宮沢章夫(劇作家)
青年団第35回公演
『ソウル市民』京都、越谷公演
作・演出:平田オリザ
会場:アトリエ劇研/サンシティホール小ホール
出演 |
山内健司 足立 誠 山村崇子 志賀廣太郎 |
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スタッフ |
美術:杉山至 |
京都公演 京都演劇祭参加
会場 |
アトリエ劇研京都市左京区下鴨塚本町 1番地 TEL:075-791-1966 |
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日時 |
1999年11月4日(木)- 11月7日(日) 6ステージ
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料金 | 一般前売・予約=3,000円、当日=3,500円 (京都演劇祭・青年団のみ扱い) *日時指定・全席自由席・整理券番号付 |
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チケット 発売日 |
1999年9月4日(土) |
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チケット 取り扱い |
チケットぴあ06-6363-9999青年団03-3469-9107京都演劇祭実行委員会075-791-1299 |
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お問い合わせ | 青年団03-3469-9107京都演劇祭実行委員会075-791-1299 |
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企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:京都演劇祭実行委員会 |
越谷公演
会場 |
サンシティホール小ホール越谷市南越谷 1-2876-1 TEL:0489-85-1111 |
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日時 |
1999年11月9日(火) 1ステージ
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料金 | 一般前売・当日=3,300円 |
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チケット 発売日 |
1999年7月25日(日) |
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チケット 取り扱い |
青年団03-3469-9107サンシティホール0489-85-1112チケットぴあ03-5237-9988 |
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お問い合わせ | 青年団03-3469-9107越谷コミュニティセンター0489-85-1111 |
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企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:(財)越谷コミュニティセンター 後援:越谷市、越谷市教育委員会 助成:日本芸術文化振興基金 |