青年団国際演劇交流プロジェクト2002

『エクリプス -蝕-』

作:バリー・ホール 演出:長谷基弘(劇団桃唄309)

2002年4月5日(金)- 4月17日(水) 18ステージ

会場:こまばアゴラ劇場

-バリーから、この戯曲の構想を聞かされた時から、演出は長谷さんがいいのではないかと考えたのだった。 こういった海外との共同プロジェクトは、何よりも直感的な出会いが大切で、おそらく長谷さんならば、この壮大な戯曲の世界を、どうにかアゴラの空間にねじ込んでくれるのではないかと、私はまさに直感したのだった。 アメリカ人の劇作家が戯曲を書き下ろし、滞在しながら共同製作するという新しい試みに、ぜひ多くの観客に立ち会っていただきたい。

(総合プロデューサー:平田オリザ)

バリー・ホール(Barry Hall)

劇作家・演出家・俳優
テキサス州ヒューストン生まれ。サラ・ローレンス・カレッジ卒業後、ニューヨークを中心に活動を行う。 1998年フランス政府主催のワールドカップ関連文化事業“Du monde entier(世界中から)”において自作『A Trois』がアメリカを代表する現代戯曲に選定、パリに招かれ、ここで日本代表として参加していた平田オリザと出会う。
その後、『A Trois』は仏語翻訳・出版・フランス国内巡演、アメリカでも凱旋上演された。現在、台北のAlethia Universityでも教鞭をとっている。今回、日本の演劇人との新たなプロジェクトのために、新作戯曲『エクリプス―蝕―』を書き下ろし。 2002年2月より、戯曲打合せと稽古のため長期来日中。


長谷基弘

劇団桃唄309代表・劇作家・演出家
立教大学在学中の1987年に劇団桃唄309を結成。重厚な物語づくりと、緻密で繊細な透明感あふれる演出が、若手演劇人の注目株として、近年話題を集めている。
戯曲『私のエンジン』(第二回)『この藍、侵すべからず』(第三回)が、日本劇作家協会優秀新人戯曲賞に入賞。 2000年9月より、文化庁芸術家派遣在外研修員として渡米。 ミネソタ州ミネアポリスに1年間滞在、戯曲と演劇全般について学ぶ。 現地にて新作英語戯曲『Dowser's Daughter』の発表リーディングも行う。 帰国後初の日米合同プロジェクトにて、国際的に活躍する気鋭の演劇人バリー・ホールと、青年団・桃唄309ほかの俳優達とのコラボレーションに挑む。

出演

楠木朝子(桃唄309) 志磨真実(青年団) 島田曜蔵(青年団) 鈴木健介(十七番劇場) 鈴木ゆきを(フリー) 谷本 進(NEVER LOSE) 永井秀樹(青年団) バビィ(桃唄309) 針谷理繪子(桃唄309) ひらたよーこ(青年団) 福士史麻(青年団) 松田弘子(青年団) 山本浩司(桃唄309) 渡邉真二(青年団)

スタッフ

美術: 鈴木健介
照明: 西本 彩
音響: 萩田勝巳
舞台監督: 井上義幸
宣伝美術: 初瀬健大 太田裕子
制作: 松尾洋一郎 澤藤 歩 岩佐暁子
総合プロデューサー:平田オリザ

日時

2002年4月5日(金)- 4月17日(水) 18ステージ

4月5日 19:30
6日 15:00 19:00
7日 15:00 19:00
8日 19:30
9日 休演日
10日 19:30
11日 16:00 20:00
12日 19:30
13日 15:00 19:00
14日 15:00 19:00
15日 19:30
16日 16:00 20:00
17日 19:00
開場は開演の20分前。

トークショウ開催のお知らせ

7日(日)マチネ終演後、バリー・ホール、長谷基弘、平田オリザ、出演俳優によるトークショウを行います。
会場

こまばアゴラ劇場

京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
東京都目黒区駒場1-11-13 [google map]
tel:03-3467-2743

料金

前売・予約・当日=3,000円
学生前売=2,000円(17日の回を除く・枚数限定)
高校生以下前売=1,500円(17日の回を除く・枚数限定)

*日時指定・全席自由席・整理券番号付
*学生券は劇団にて前売のみ取り扱い 
チケット
発売日

2002年3月2日(土)

チケット
取り扱い

青年団

 03-3469-9107
青年団オンライン販売

チケットぴあ

 03-5237-9988
お問い合わせ

青年団

 03-3469-9107
  企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・青年団
助成:平成14年度文化庁支援
協力: あるく the HELMET UNDERGROUND 他
衣装協力:株式会社ダーバン