2014年2月に青年団とのコラボレーションにより上演した『コラール』（春風舎およびTPAM2014）が好評を博したジョリス・ラコストが、「話し言葉の百科全書」プロジェクトの最新作『SUITE N°2』のクリエーションを、城崎国際アートセンターで行なうことになりました。

「話し言葉の百科全書」プロジェクトは世界的にも高い評価を受けており、『SUITE N°2』は、2015年5月のクンステンフェスティバル（ブリュッセル、ベルギー）で世界初演、9月にはアジアン・アーツ・シアター（光州、韓国）のオープニング事業としてアジア初演が予定されています。
今回は、デモンストレーションとゲストとのトークにより、「話し言葉の百科全書」プロジェクトを分かりやすくお伝えし、日本でのクリエーションや日本人とフランス人のコラボレーションの意義などを考えていきます。
東京公演では、観客の皆さまにも参加いただける体験ワークショップも開催致します。

ジョリス・ラコストの『コラール』は衝撃的だった。
今回は、新しいクリエーションに 向けて、その創作課程を過去からさかのぼって紹介するという変わった試みを行う。
2014年に豊岡市にオープンした城崎国際アートセンターが、世界のコンテンポラリーアートの情報発信基地として機能する最初の試みでもある。

平田オリザ