青年団国際演劇交流プロジェクト2019
『その森の奥』『カガクするココロ』『北限の猿』
作・演出:平田オリザ 韓国語翻訳:イ・ホンイ フランス語翻訳:マチュー・カぺル
2019年7月5日(金)- 28日(日)
会場:こまばアゴラ劇場
青年団、韓国・韓国芸術総合学校、フランス・リモージュ国立演劇センター付属演劇学校による国際共同事業。
日韓仏3カ国の俳優が出演する、平田オリザの最新作『その森の奥』と、
<科学シリーズ>より、全編フランス語で翻案し新制作する『カガクするココロ』、
無隣館三期修了公演として、青年団有志と共に上演する『北限の猿』の3本立て公演。
青年団+韓国芸術総合学校+リモージュ国立演劇センター付属演劇学校
『その森の奥』
作・演出:平田オリザ 韓国語翻訳:イ・ホンイ フランス語翻訳:マチュー・カペル
(新作)
マダガスカルにある、架空のフランス国立霊長類研究所。
ここでは、フランス、日本、韓国の研究者たちが霊長類研究に従事している。
猿そのものを研究対象としている霊長類研究者と、猿を実験材料としたい心理学者、猿のテーマパークを創りたい観光業者などの思惑が入り交じり様々な対立が起こっている。背景には、日韓の歴史問題、あるいはフランスの旧植民地の問題、マダガスカル固有の歴史の問題があり、人間関係をより複雑にしている。熱帯のジャングルの中、終わりのない議論が続いていく。
[日本語・韓国語・フランス語上演/日本語字幕付き]
リモージュ国立演劇センター付属演劇学校
『カガクするココロ』
作・演出:平田オリザ フランス語翻訳:マチュー・カペル
(1990年初演)*科学シリーズ第1作
フランスの某国立大学の生物学研究室。
類人猿の成長過程を操作し、猿を人間に進化させるという壮大なプロジェクト「ネアンデルタール作戦」が準備されている。この研究室に集められた様々な分野の研究者、学部学生などによって遺伝子操作や分子化学の話題が繰り広げられる中、恋愛、就職、失恋による自殺未遂、結婚など様々な人間関係が展開していく。生命倫理という壮大な問題を抱えつつ、実生活のだらしなさが渾然一体となって、漂流していく物語。
今回は、初演から30年、国内外で上演され続けてきた『カガクするココロ』を、フランスを舞台に翻案し上演する。そこには現代フランス社会を生きる若者の群像が鮮やかに描かれる。
[フランス語上演/日本語字幕付き]
青年団·こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
『北限の猿』
作・演出:平田オリザ
(1992年初演)*科学シリーズ第2作
日本の某国立大学の生物学実験室。
遺伝子操作の技術が急速に進む中、猿を人間へと進化させる「ネアンデルタール作戦」はより進展し、作戦をいよいよ実行へと移そうと全国から猿の専門家たちが続々とこの研究室にやってくる。遺伝や進化などの最先端技術の話題から、自分たちの恋愛や結婚といった日常にまで飛び交う雑談。日本が世界に誇る「猿学」から、独自の人間論、日本人論が展開していく。
[日本語上演]*A、Bチームによるダブルキャスト公演
王立フランドル劇場(KVS)&トランスカンカナル
『森の奥』(2008)©️Hans Roels
青年団・こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
『カガクするココロ』(2016)
青年団全国2本立て公演 『北限の猿』(2009)©️青木 司
韓国芸術総合学校
1992年、専門芸術家の養成を目標として設立された大韓民国唯一の国立芸術大学。音楽・演劇・映像・舞踊・美術・伝統芸術など、芸術の全分野を含む6つの院で、約4600名の学生が勉強している。20年以上にわたり、優れた芸術家を生み出してきた韓国芸術総合学校の演劇院は、在学生(卒業予定者)及び卒業生に完成度の高い創作機会を与えており、国内外の公演現場で優秀な作品を提供するために「演劇創作プラットホーム」事業を行なっている。本事業を通して演劇院の卒業生が世界の若い芸術家と交流し、彼らが共に作った作品を国際ネットワークに紹介することで国際流通網の開発にも力を入れている。
リモージュ国立演劇センター付属演劇学校
1997年に設立され、リムーザン国立演劇センター=リュニオン劇場の芸術監督ジャン・ランベール=ヴィルドがディレクターを兼任。フランス国内には国家俳優専門資格DNSPCを授与できる演劇学校が13校あり、そのうちクリエーションを行なう劇場に付属する6校のうちの1校。世界各国の演劇学校と連携し、2016年から国際演劇学校フェスティバルを隔年開催するなど、外国作品の受入や外国との交流も盛んに行なっている。
現在在籍中の第9期生15名は、3年間の国家俳優専門資格の教育プログラムを2019年6月に修了し、卒業予定。
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
こまばアゴラ劇場と青年団により、2013年度より新たに設けられた若い演劇人のための育成機関。
2年をひとつの単位とする形で、1年次は、主宰の平田オリザをはじめ、青年団演出部、関連団体の演出家、劇作家、俳優によるワークショップ及びアートマネジメントや舞台技術に関する様々な講座を受講し、青年団有志との合同公演を行う。2年次は、希望者が専攻科として引き続き研修を行い、青年団有志との合同公演の他、無隣館演出部を中心に“無隣館若手自主企画”の立ち上げを実施している。
出演 |
『その森の奥』
島田曜蔵 申 瑞季 村井まどか 森内美由紀 佐山和泉 森 一生
キム·ヘヨン ファン·リハン チョン·テゴン ソ·ジウ ナム·ダソム キム·ソイ
ロマン·ベルトラン アシール·コンスタンタン エステル·デルヴィル ロール·デコン アントナン·デュフートレル イザベラ·オレクショフスキー
『カガクするココロ』
ガブリエル·アレ クレール·アンジュノ カンタン·バリフ マティアス·ボードワン ロマン·ベルトラン エレーヌ·セルル アシール·コンスタンタン エステル·デルヴィル ロール·デコン アントナン·デュフートレル ニナ·ファビアニ マリーヌ·ゴドン イザベラ·オレクショフスキー ニコラ·ヴェルディエ
『北限の猿』
Aチーム
渡辺香奈 川隅奈保子 村田牧子 本田けい 中藤 奨 藤瀬典子 森 一生(以上、青年団)
石渡 愛 木村トモアキ 黒澤多生 佐藤 岳 名古屋愛 西風生子 山中志歩 和田華子(以上、無隣館)
Bチーム
村田牧子 緑川史絵 岩井由紀子 中藤 奨 西村由花 南波 圭 森 一生(以上、青年団)
小野亮子 木村トモアキ 黒澤多生 佐藤 岳 名古屋愛 西風生子 南風盛もえ 坊薗初菜(以上、無隣館) |
スタッフ |
舞台美術:杉山 至
装置:濱崎賢二
照明:三嶋聖子
衣裳:正金 彩
字幕:西本 彩
舞台監督:武吉浩二 播間愛子
韓国語通訳:イ・ホンイ
フランス語通訳:平野暁人
宣伝美術:西 泰宏
制作:林有布子 西尾祥子(システマ) 金澤 昭 赤刎千久子 |
日時 |
2019年7月5日(金)- 28日(日)
7月5日 |
金 |
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19:30 その森の奥 |
6日 |
土 |
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18:00 カガクするココロ |
7日 |
日 |
14:00 その森の奥 |
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8日 |
月 |
休演日 |
9日 |
火 |
14:00 カガクするココロ |
19:30 その森の奥 |
10日 |
水 |
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19:30 その森の奥 |
11日 |
木 |
14:00 その森の奥 |
19:30 その森の奥 |
12日 |
金 |
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19:30 カガクするココロ |
13日 |
土 |
14:00 その森の奥 |
18:00 その森の奥 |
14日 |
日 |
14:00 カガクするココロ |
18:00 その森の奥 |
15日 |
月 |
14:00 その森の奥 |
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16日 |
火 |
休演日 |
17日 |
水 |
休演日 |
18日 |
木 |
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19:30 北限の猿 A |
19日 |
金 |
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19:30 北限の猿 B |
20日 |
土 |
14:00 北限の猿 A |
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21日 |
日 |
14:00 北限の猿 B |
18:00 北限の猿 A |
22日 |
月 |
|
19:30 北限の猿 B |
23日 |
火 |
14:00 北限の猿 A |
19:30 北限の猿 B |
24日 |
水 |
休演日 |
25日 |
木 |
14:00 北限の猿 B |
19:30 北限の猿 A |
26日 |
金 |
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19:30 北限の猿 B |
27日 |
土 |
14:00 北限の猿 A |
18:00 北限の猿 B |
28日 |
日 |
14:00 北限の猿 A |
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受付開始=開演の40分前、開場=開演の20分前。 【追加公演決定!】
ご好評につき、追加公演が決定いたしました。
7月13日(土)18:00『その森の奥』
7月14日(日)18:00『その森の奥』
※チケット発売日は6月16日(日)です。
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会場 |
京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
東京都目黒区駒場1-11-13 [google map]
tel:03-3467-2743
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料金 |
前売・予約・当日共
『その森の奥』
一般=3,500円 ユース・シニア=3,000円 高校生以下=500円
『カガクするココロ』
一般=2,500円 ユース・シニア=2,000円 高校生以下=500円
『北限の猿』
一般=2,500円 ユース・シニア=2,000円 高校生以下=500円
*日時指定・全席自由席・整理番号付
*ユース(26歳以下)・シニア(65歳以上)、高校生以下の方は当日受付にて年齢・学籍を確認できる証明書をご提示ください。
*未就学児はご入場いただけません。
*会場の都合上、開演時間を過ぎますとご入場いただけない場合があります。ご注意ください。
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チケット 発売日 |
2019年5月18日(土) |
チケット 取り扱い |
青年団 03-3469-9107(12:00 - 20:00)
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お問い合わせ |
青年団 03-3469-9107(12:00 - 20:00) |
関連 イベント |
◎『その森の奥』『カガクするココロ』公開リハーサル
2019年6月15日(土)、16日(日) 城崎国際アートセンター
■日時:
❶2019年6月15日(土)19:00『カガクするココロ』
❷2019年6月16日(日)14:00『その森の奥』
■会場:城崎国際アートセンター
■料金:観覧無料(※事前申込必要)
★本公開リハーサルは、❶・❷ともに未就学児入場不可です。下記無料託児サービスをご利用ください。
■参加申込:
電話またはメールで下記までお申し込みください
(イベント名、お名前、人数、連絡先をお伝えください)
城崎国際アートセンター
TEL 0796-32-3888(受付9~17時 火曜休館)
e-mail info@kiac.jp
■託児サービス:
ご希望の方は6月7日(金)までに城崎国際アートセンターへお電話でお申込みください。
(対象:満1歳〜就学前までのお子様)
◎『その森の奥』『カガクするココロ』善通寺公演
2019年6月25日(火) – 29日(土) 四国学院大学ノトススタジオ
◎『その森の奥』韓国公演 2019年秋
◎『その森の奥』『カガクするココロ』フランス公演 2020年春 |
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企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
共同制作:韓国芸術総合学校、リムーザン国立演劇センター付属演劇学校
協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場·音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
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