大阪ナレッジシアターで開催されたロボット版『銀河鉄道の夜』には、多くのお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。吉本興業とのタイアップなど、はじめての経験も多くあり、実りある公演になったと感じています。
　青年団の大きな公演は秋までありませんが、来週には、福井県おおい町で『さようなら』を、7月には宮崎県、沖縄県で『銀河鉄道の夜』を上演します。

　また、その前に、来週28日から31日まで渡韓します。私の演劇論集、戯曲集が相次いで出版され、その出版記念講演を、ソウルの日本文化院とソウル芸術総合大学で行います。
　戯曲集は今回二巻が刊行されましたが、最終的に四巻まで予定されており、私の代表作がほぼ網羅される予定です。日本より先に韓国で全集に近いものが出るのは、ありがたい限りです。
数々の政治家の暴言により、いまは「大阪」と名前のつく大学にいること自体が恥ずかしい状況になってしまいましたが、このような状況下だからこそ、芸術の力を信じて連帯を深めてきたいと思います。秋には日韓中の演劇人によるBESETO演劇祭も控えています。強い気持ちを持って臨みたいと思います。

　また、6月15日には、福島藝術計画×ASTT2013のキックオフフォーラムに出席し、和合亮一さんと対談します。福島県立美術館にて13時からです。
　福島のために、芸術ができることは何があるのか、もう一度考えてきたいと思います。

　アゴラ劇場では、引き続き支援会員を募集しております。今年も魅力的なラインナップが揃いました。どうかご加入いただければ幸いです。

http://www.komaba-agora.com/shien/2013/　

アゴラ劇場、アトリエ春風舎での公演の他、吉祥寺シアターでの青年団公演『もう風も吹かない』などもご覧いただけます。

　さて、私ごとで恐縮ですが、過ぐる5月24日、劇団員の渡辺香奈と入籍いたしました。
内田樹先生が、ツィッター上で、

＞＞＞「よいニュース」はなんと平田さんと僕が「義理の兄弟」（えええ！）になるという話、

　と呟いたために、関係各方面からお問い合わせをいただきました。これは、渡辺香奈が内田先生の妹ということではなく、彼女が合気道をやっていて、内田先生とは同門で、同じ師を仰ぐ兄弟弟子という関係にあり、妹弟子の夫は「義理の弟」ということになるのだそうです。たいへん、お騒がせいたしました。

というわけで、皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。