青年団演出部所属の深田晃司が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門において審査員賞を受賞しました。これまでの深田作品同様、今回の受賞作『淵に立つ』にも、古館寛治をはじめ、多くの劇団員が作品に出演・協力をしております。
青年団・こまばアゴラ劇場は、これまで多くの岸田戯曲賞作家や、その他の演劇賞の受賞者を輩出して参りました。そして、ついに昨日、世界最高峰の映画祭での受賞に至りました。これも、皆さんの支援のたまものと感謝しております。
劇場は才能を育てる場であり、そこへの支援が、日本の表現芸術の発展にもっとも寄与する筋道であると私たちは考えてきました。その主張が、いましっかりと花開きつつあると感じています。
青年団本体は、いよいよ新作『ニッポン・サポート・センター』の稽古が佳境に入ってきました。台本もあと数頁で完成です。すでに売り止めの回もでていますので、お早めにご購入ください。
http://www.seinendan.org/play/2016/01/4914
八年間、貧困や虐待やDVについて調べ続けて、その結果がこれかというくらい脱力系の作品になっています。
新刊『下り坂をそろそろと下る』、相変わらず売れ行き好調で4刷目の重版が決まりました。総計4万5千部だそうです。私の本がこんなに売れる時代が来るとは思っていませんでした。ありがとうございます。
今週は、月曜日発売の週刊現代に内田樹先生との対談が掲載予定。26日木曜日の朝10時には、TBSラジオで、伊集院光さんの番組に出演します。
劇作家協会の戯曲セミナーが水曜日から始まります。まだ、若干の空きがあるようです。
http://www.jpwa.org/main/activity/seminar
日記の続き
4月22日(金) 朝7時25分の飛行機で高松へ。四国学院大学で2,3限授業。昼は当然うどん。新神戸に移動してホテルでひたすら執筆。
4月23日(土) 午前中の便で伊丹空港から新潟空港へ。空港から車でりゅーとぴあへ。noismの基礎練習を見学。昼食後、私が書き下ろした新作『ラ・バヤデール -幻の国-』の通し稽古を観る。すでにほとんどの振り付けが、一応完成していた。何か素晴らしい作品になる予感がした。
16時から講演会と、金森譲さんとの対談。会場の雰囲気がとても良く、いい会になりました。会の様子はこんな感じ。
http://noism.jp/20160506_ryutokai15repo/
金森さんには、『ニッポン・サポート・センター』のアフタートークにもおいでいただきます。
『カガクするココロ』『北限の猿』の打上げ用のお酒を買って、新幹線で帰京。
4月24日(日) 朝9時から2時間制作ミーティング。そのあと11時からスタッフミーティング。13時半、ラジオ打ち合わせ。17時過ぎ、青山ブックセンターへ。18時から青山ブックセンターでトークとサイン会。アゴラに戻って『北限の猿』の終演を見届け帰宅。23時から、簡単に打ち上げ。
4月25日(月) 午前中のJRで福島県の広野へ。14時45分ふたば未来学園到着。打ち合わせ数件。16時から18時、教員対象のワークショップ。18時39分広野発。22時半、アゴラに戻って二本立て公演の総打ち上げ。1時前に帰宅。
4月26日(火) 10時から富士見市関連の打ち合わせ。11時半、北海道新聞取材。13時半、テレビ打ち合わせ。18時半から22時まで、慶應丸の内でワークショップ。23時帰宅。新作原稿、遅々として進まず。
4月27日(水) この日は朝6時に家を出て、再び福島県いわき市へ。この日は乗り継ぎ便の都合で、いわきから車でふたば未来学園へ。3,4限と、5,6限を使って一年生対象の演劇ワークショップ。終了後、月曜日のワークショップに続いて教員対象のレクチャー。月曜日と同じ最終便で帰京。
4月28日(木) 午前中、ずっと執筆。14時半面接一件。15時半取材一件。18時、面接一件。19時半から、アゴラ劇場にてWケンジ企画観劇、アフタートーク。初日乾杯にも参加。帰宅して執筆。
4月29日(金) 朝9時から12時まで、来年度上演する『さよならだけが人生か』の座内オーディション。13時から取材一件。車でフジテレビへ。新週刊テレビ批評収録。内容はこんな感じです。
http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/information/ser3202/3202110033/
帰宅して執筆。面接一件。
4月30日(土) この日も朝9時から12時までオーディション。12時半に駒場を出て静岡へ。静岡芸術劇場で『三代目リチャード』を観劇。静岡駅で食事をして帰京。この日も、ひたすら執筆。