有安さんとか台湾とか

2016年5月30日

 たいへん遅くなりましたが、下の日記にもあるとおり、5月1日の富士見市PR大使認証式と『幕が上がる』上映会、無事終了しました。モノノフの皆さんには、市の公式行事であることをご理解いただき、大変礼儀正しく振る舞ってくださったので、市役所職員たちもいたく感動しておりました。ありがとうございました。
トークの前後には、富士見在住のモノノフの方から、「富士見に住んでいて良かった」といった声をたくさんかけていただきました。本当に、このイベントはやって良かったなぁと思っております。
 当日は、キラリ☆ふじみが緑一色に染まりました。

キラリ☆ふじみコクーン160501

 さて、すでにファンの皆さんがお書きくださったように、来年の市政45周年、キラリ☆ふじみ開館15周年イベントとして、有安さんのソロコンサートの開催を検討しています。有安さんの「ここで歌いたい」という強い希望がありますので、実現のハードルはさほど高くありません。今回、富士見市もチケット発売のノウハウを得ましたので。
 ただ、富士見市も今年の夏に市長選があり、現市長は退任なさるので、私自身、現在の「富士見市芸術文化アドバイザー」「キラリ☆ふじみ・マネージャー」という職を続けるかどうか決まっておりません。続けることになったら、実現に向けてできる限り努力します。

有安さんと160501

新刊『下り坂をそろそろと下る』は大変な好評をいただき、各地の書店からも「売り上げ一位!」「ベスト5!」といった報告が届いております。ありがとうございます。
 本書の中にも書きましたが、この『下り坂をそろそろと下る』は、既刊『新しい広場を作る -市民芸術概論綱要-』がベースになっております。『下り坂』の方で関心を持たれた方は、是非、こちらもお読みください。

平田オリザ新刊「新しい広場をつくる-市民芸術概論綱要-」

 新作『ニッポン・サポート・センター』、戯曲、脱稿しました。稽古は順調に進み、一週間後には最初の通し稽古になります。売り止めの回も出てきておりますので、早めにご予約ください。

http://www.seinendan.org/play/2016/05/4914

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6月4日深夜24時〈5日午前0時〉からのNHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」にて、宮沢さんとの対談が放送されます。いままで散々、対談してきましたが、一応「テレビ初対談!」ということになっています。

http://www.nhk.or.jp/subculture/

7月から福岡で、演劇を創るワークショップをします。まだ募集をしているようなので、是非、ご参加ください。九州で、これだけ長期のワークショップは、二十年ぶりくらいになります。

http://fkyoikuco.wix.com/fkyoiku#!news-and-events/c16s4

6月1日(水)には、大阪でトークもあります。

http://www.theater-seven.com/2016/event_touzainanboku01.html

6月2日(木)は、NTTコミュニケーション基礎研究所のオープンハウスで基調講演

http://www.kecl.ntt.co.jp/openhouse/2016/talk/invite/index.html

 6月3日(金)には、アーカイブサミットに出席します。

http://archivesj.net/?page_id=745

いずれもお近くの方、是非、足をお運びください。

日記の続き

5月1日(日) 朝9時過ぎに家を出て、井の頭線、副都心線、東武東上線と乗り継いでキラリ☆ふじみへ。すでに会場周辺は、緑色っぽい人々がちらほら。
 打ち合わせ、昼食、半年ぶりくらいに有安さんと再会。そしてPR大使認証式は客席から。劇場の前方が緑色で占められる。

キラリ☆ふじみ客席160501

 『幕が上がる』上映中に記者会見と記念撮影。そして有安さんとのトーク。元鶴瀬在住のマネージャー川上さんも登壇していただき、会場のボルテージもがんがん上がる。本当に、暖かくて、いいイベントになりました。モノノフの皆さんと有安さんを見送ってから、市長と会食。市長も有安さんがいたく気に入ったようで、「地元の後援会とか作れないかな」と言っていました。
鶴瀬駅から電車と地下鉄で帰宅。お酒が入ったので、この日は早く寝る。

5月2日(月) 5時に起きて原稿。ちっとも終わらず、9時半にNHKへ。すっぴん、生放送出演。宮沢さんとはしょっちゅう会っているので、ぐだぐだにならないように気をつける。11時に終わってすぐに帰宅。夕方まで執筆して、夜、『ニッポン・サポート・センター』の稽古開始。とりあえず、30頁〈原稿用紙90枚分〉を俳優たちに渡す。まだ出ていない俳優が数名。稽古終了後、22時半からスタッフミーティング。

5月3日(火) この日も午前中は執筆。10時半くらいに妻と家を出て、静岡へ。芸術劇場のカフェで食事。『ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ』観劇。中井美穂さんと一緒に車で、静岡市街へ。野外の特設広場で、FUKAIPRODUCE羽衣を観劇。その後、駿府城跡に移動して、中井さんの司会で、宮城聡さん、オン・ケンセンさんと鼎談。肉フェスで夕食。その後、『イナバとナバホの白兎』観劇。静岡駅まで歩いて新幹線で帰京。
 
5月4日(水) 朝6時台のバスで、妻と二人で羽田空港へ。チェックインを済ませて、ラウンジで軽い朝食と仕事。8時50分発の便で台北へ。11時30分台北着。出迎えの林先生の車で台北芸術大学へ。ゲストハウスに入ってから、学内の台湾料理店で昼食。

台湾コップ160503

少し休んで14時から制作者ミーティング。16時から18時まで『台北ノート』のオーディション。イタリアンの夕食を挟んで、22時まで引き続きオーディション。さすがに疲れる。

5月5日(木) 朝食後、10時から夜の21時まで延々オーディション。260名弱の応募があったところから、書類で120名に絞り、この二日間の一次審査で、さらに50名に絞った。オーディションの間に、確定しているプロデューサー推薦の俳優たちとも面談。終了後、北投の街に出てかき氷を食べる。これが、今回の台北滞在で唯一の外出。

かき氷1605003

豆腐160503

5月6日(金) 朝10時から2次試験。1回目が終わって13時昼食。14時から2回目。17時から夕食。18時から21時、3回目終了。22時、全キャスト決定。宿舎に戻って荷造り。台湾演劇界総力を挙げての企画がスタート。今回は香港、マレーシア、北京などからも受験者がいた。さすが中華圏。

オーディション1605003

5月7日(土) 朝6時過ぎ車で松山空港へ。チェックイン後、ラウンジで朝食。8時45分の便で台北発、時差があるので12時45分羽田着。そこから京急で横浜へ。途中事故があったらしく少し電車が遅れて心配する。無事に横浜について、朝日カルチャーセンターで小森陽一さんと夏目漱石についての対談。心配していたけど、どうにか喋れました。夕食をとって帰宅後、面接一件。

5月8日(日) 朝10時からシアターガイドインタビュー。11時から13時、『ニッポン・サポート・センター』稽古。13時半、「ニッポンサブカルチャー史」のために、宮沢章夫さんとの対談を稽古場で収録。15時に帰宅して、それからひたすら執筆。