サイトをリニューアルしました

2013年9月02日

ベトナムにいます。今日は、アンドロイドを使った日本語教育の講座の日で、午前と午後、二回のデモンストレーションを行います。日越修好四十周年記念事業の一環です。すでにアンドロイド演劇『さようなら』の上演を無事に終えて、明日の夜帰国します。

 青年団のサイトがリニューアルされました。1999年(前世紀!)にサイトを開始してから、初めての大幅改訂になります。当時とは、インターネットの使い勝手自体が大きく異なりますので、非常に見やすくなったのではないかと思います。
 ただ、身内での試験は繰り返しましたが、しばらくはバクなどがあるかもしれません。すでにご迷惑をかけている点もあるかもしれません。逐次、改善していきますので、ご容赦いただければと存じます。

 主宰からの定期便が、しばらく途絶えていました。一つには、このサイトリニューアルを待っていたこともありますが、もう一つは、前回書いたフランスでの来年度の企画が大幅変更になり、その決着が着かないうちは、次の情報を書き込めない状態になっていました。
 来年度、フランスのノルマンディ演劇祭からの委嘱作品として、サルトルの『出口なし』を上演する予定で、制作準備を進めていました。ところが、サルトルの遺族から、アンドロイドでの上演は許可出来ないという予期せぬ返答が来ました。フランスの著作権協会からも許可は問題なく出るだろうということでオーディションの告知までしていましたが、計画は水泡に帰してしまいました。フランスサイドのプロデューサーも、演劇人の友人たちも「なぜ、サルトルの遺族が(養女だそうです)」と怒りと失望の声を上げましたが、交渉の余地はないと言うことでしたので、残念ながら他の演目での上演を企画することとなりました。
この二ヶ月ほど協議を続け、結果としてカフカの『変身』をモチーフとした作品を制作することとなりました。全編フランス語、初の国際共同によるアンドロイド演劇になります。東京では10月に、こまばアゴラ劇場で上演の予定です。

この秋は、劇団関係の上演が目白押しです。これから一週間くらいの間隔で、定期便を発行していきたいと考えています。よろしくお願いします。